正式じゃない種類。
今までガラス越しにじろじろ見られる生活から一転して僕はチヤホヤされた。
眠いのに代わる代わるだっこされていい迷惑だ。
当分りーという女の子が大学に行くまで付きっきりで世話してくれる。りーは18で女子だ。見かけはどうかな、いつもママがブス!と言っているからブスなんだろうな。結構いいやつだけど結構てきとーな男みたいな子らしい。大学は福祉の学校らしいが、ママは自分の進む道が決まらなくて、ママが勧めた進路になったってりーをいじっている。まぁそれでもいいじゃないかギリギリ子どもなんだ。ゆっくりいろんな場面に興味津々になって決めりゃいい。進む道決まってたら私はこんな人生じゃないわ!と心では思っているようだ。
毎日僕はりーと一緒にいた。コジマの同室のマルチーズ以来ずっと一緒にいる相手だ。
僕も子犬だからよくねるがりーもよく寝る。寒いから僕はりーと食べ物の夢を見てよだれをたらして寄り添い寝ていた。僕はマルプー、りーはグータラというどちらも正式ではない種類の生き物なんだな。
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